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平成24年第5回定例会-12月11日 (都市活性化について その1)

今年もあと20日ばかりとなり、平成24年が暮れていきます。今年成人式を迎えた新成人は平成4年生まれ。バブル経済の崩壊の年に生まれた人たちです。この20年間わが国、そして広島市も長引くデフレ不況にさらされ、高齢化の進行とともに、活力を失い続けてまいりました。その間、それこそ多くの政治家、学識経験者、企業経営者、評論家、市民、すべてが、このまちを元気にしよう。活力あふれるまちにしよう。と懸命に処方箋を探し続けました。しかしながら、なかなか有効な手段は見つからず、そのストレスを発散するべく仮想の敵を作り、それは公務員であったり、地方から見た国であったり、それを退治することで地域が良くなると言う錯覚さえまことしやかに論じられています。本当にそうでしょうか。私は、現在のような多様な価値観とストレス社会において、有効となる活性化策は、いかに皆さんが共感できる物語を紡ぐ事が出来、参加することが出来るかであると考えます。名古屋市の名古屋城の修復工事、熊本市の熊本城の修復工事、そのどちらも市の一般財源のみならず多額の寄付金で事業が行われています。それは、歴史的建造物の修復に自らが参加できる喜び、古の戦国武将の物語に参加できる喜び。カープが広島市民の宝物であるのは、創生期に樽募金をして我が球団と言う意識。あの原爆の惨劇から立ち上がった市民の誇り。それらすべてに共通するのは、共感と参加であると思います。

最近、市内中心部を眺めて見ますと、天満屋が退店し、地方都市で珍しく特徴であった4つの百貨店時代は終わりを告げ、朝日会館の跡地は路面駐車場に姿を変え、空き地を見つけるとそのほとんどが路面駐車場という状況です。土地の持ち主の方の話によれば、多額の費用を掛けて建物を新築してもテナント募集が集まらない。それならば、投下資本が少なくて済む路面駐車場が効率は良いそうです。一方、パルコは3号店の出店準備をしています。若い女性をターゲットに国内では札幌市についでの3号店の出店です。広島市に限らず、中四国地方から多くの女性客を獲得しているそうです。おなじ若い女性をターゲットにしている地下街開発シャレオは、競争に勝てるでしょうか。心配は付きません。

郊外に目を向けますと広い売り場面積と多くの駐車場を有するショッピングセンターがあちこちに出来上がっています。多くの地方都市で言われることですが、郊外店の影響により市内中心部のにぎわいや活力は失われる傾向にあります。

市内中心部にある旧市民球場跡地と広大跡地の大規模未利用地の活用策は、未だ迷走を続けています。最近では、サッカー専用スタジアムを建設しよういう機運が盛り上がっております。そこに共感と参加があるならば成功するかもしれません。そして、現在のビックアーチは老朽化した陸上競技場になります。

私は、中心部の活性化を考えた場合、広島にしかない専門性があり、多くの人が共感できる物語を持ち、そして参加できるもの。それこそが、重要ではないかと思います。それは観光政策にももちろんつながります。広島市民をはじめ、多くの来訪者が目的を持って市内中心部に集まることこそ活性化につながるのではないでしょうか。

本定例会には、土地開発公社の解散に伴う議案が提出されています。議会でも何度も議論されてきました土地開発公社ですが、いつかは解散しなければならなかったのですから、遅きに失した感はありますが、お伺いしたいと思います。土地開発公社の解散に伴い、広島市は、また、利用目的の決まっていない土地を取得することになります。今までの制度では、土地開発公社から土地を再取得するには、計画段階の土地利用を原則しなければなりませんでしたが、今後は、それらの条件がはずれ、広島市自らがその利用方法を考えることになります。大変危惧していることは、今まで、国の土地であった旧市民球場跡地や広大跡地、ほぼ県有地である西飛行場跡地の利用方法がなかなか決まらないまま何年も経っていると言う事実です。今度は、広島市の土地です。しかも多くは郊外に立地しております。いかに活用するかの方向性を早急に示す必要があると思いますがいかがお考えでしょうか。

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